ＡＡＩＤＤ知的障害マニュアル 第1２版　定義・診断・分類および支援体系

説明

アメリカ知的・発達障害協会による知的障害の定義・診断・分類・支援体系に関する歴史あるマニュアル、最新第12版の日本語版。

1876年の設立以来、アメリカ知的・発達障害協会（American Association Intellectual and Developmental Disabilities:AAIDD）は、現在“知的障害”と呼ばれる、この概念理解、定義および分類において、知的障害（intellectual  disability:ID）の領域をリードしてきた。AAIDDは、用語集や分類マニュアルを通して、知的障害に対するその時点での理解を反映した報告を作成し、知的障害の定義、診断、分類に使用するガイドラインうを普及させることで、その使命を果たしてきた。この責任に基づき、AAIDDマニュアル第12版における目標を以下の、ものとする。

・第11番の内容に、2010年以降の進展と史実とを統合すること。

・理論的、概念的に徹底され、ユーザーズガイドとしての実用的な側面が組み合わされた、使いやすいマニュアルを開発すること。

・関連する概念モデル、明確な根拠と目的、そして根拠に基づく実践（evidence-based practices:EBP）を踏まえ、知的障害のある人の診断、任意のサブグループ分類、支援計画に対する体系的なアプローチを説明すること。

・現在の実証的知見と最良の実践を、知的障害に対する統合的アプローチに結び付けていくこと。

・最良の実践の枠組みを作り、理解を深め、正確で有効かつ効果的な決定、提案、および行動を促進する実践ガイドラインを提供すること。

AAIDDマニュアルの第12版に掲載されている内容は、過去3回分の成果をもとに作成されている。第9版（Luckasson,Coulter et al.,1992）、第10版（Luclasson,Borthwick-Duffy et al.,2002）、第11版（Schalock ,Borthwick-Duffy et al.,2010）の内容は、知的障害のある人々に対する命名、定義、診断、分類、支援計画の関する体系的なアプローチを開発することに重点を置いている。

（「序文」より抜粋）

知的障害の統合的アプローチに結びつける。

【目次】