2023年12月9日(土)10日(日)、2日間にわたり北とぴあにて開催いたしました。
1日目は専門職の先生方からそれぞれの療法を使用しての支援への活用方法を伺いました。
2日目は普段の支援ではあまり知る事ができない他事業所の支援方法についてのプログラムを行いました。
午前中は他事業所で日々行っている支援についてご講義いただき、午後は集合研修という機会を活かし、ご参加の皆様で活発に意見を交換する機会を設けました。
プログラム
1 日目:12月9日(土)
◆心理療法(ポーテージプログラム)療法とその活用 星槎大学副学長 日本発達障害連盟理事 西永堅
◆音楽療法とその活用 音楽療法士 宍戸幽香里 国立音楽院 音楽療法科講師
◆作業療法とその活用 作業療法士 伊藤祐子 東京都立大学 健康福祉学部教授
2 日目:7月 9日(日)【フレッシュコース・ミドルコース】
◆発達支援事業の実践報告(1) 幸田 栄 前所属 青い鳥 小児療育相談センター
◆発達支援事業の実践報告(2) 入江加奈 宍戸愛 ㈱ミツイ・ソーシャルサポート
◆演習1:グループディスカッション
◆演習2:グループディスカッション
◆全体発表・報告
参加状況
参加者のみなさまの声
Q1.セミナーで受講した内容は事業所等に戻り実践できる内容でしたか?
- 音楽活動について わらべうたを使った手遊びや身体遊びを実践していきたいです。
- ポーテージプログラム・行動・分析 これまでの自身の支援では先行刺激が過度であったように思う。フィードバックの大切さを再認識し、実践していきたい。
- 子ども、利用者の特性に応じた選曲を通じて、音楽活動をより有意義なものにできればと思う。
- 学習は成功体験の積み重ねであるということがあるので、テンポや速さ、音量を気にしてよい刺激になるようにしてみたい。
- 教材の中でも、前庭覚、固有需要覚、触覚を意識して課題に取り組み、感覚統合を目指していきたいと思った。
- ポーテージ早期教育プログラム→入所併設の特別支援学校(無学年制)のため、西永先生のお考え含め、取り入れやすいと感じた。
- 遊びや運動は日常の様々な場面にある。それを見守ることも大切なことだと思いました。
- ただ音楽を聴いてもらうだけではなく、音やリズム、楽器を取り入れてより様々な感覚に刺激を与えられる工夫をしてみたいと思いました。
- 集団生活の中で個人に焦点をあて、その人に合う支援を考え直すことも必要だと思いました。
Q2.今回のセミナーを受講する前と受講した後は何か意識で変わった点やこうしてみたいなど思った点などありますか?
- ポーテージプログラムについて”できることだから、がんばれる”という考え方は新鮮でした。自分を振り返って、無理なことを強いられると精神が破壊されます。その人にあった課題は大切と思いました。
- 普段、利用者さんと関わるなかで「こうしてほしい」や「なんでそんなことをするの」といおう思いが先行してしまい、良いところをほめることが少なくなってしまっていると感じたので、広い視野で関わりを持ちたいと思いました。
- 私たちではなく、利用者さんが主体ということも改めて頭に入れて支援していかなければと思いました。
- インクルージョンという言葉は障害のある人をみんなで支えましょうという概念でいた。そうではなく、ひとりひとりのニーズに支援していくことが大切ということはしっかり心に止めておきたいと思った。