著者 | 西永 堅 |
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判型 | A5 |
ページ数 | 176頁 |
定価 | 1,760円 (税込) |
企画・発行 | ソシム株式会社 |
内容紹介
◎先生や保育士などの「教育者」
◎発達障害のお子さんをもつ「保護者」に最適な入門書!
ソーシャルスキルトレーニング(SST)は、「あいさつをする」など、対人関係等で必要なスキルを身につける練習を意味し、
発達障害の子どもたちへの効果的な支援方法とされています。本書では、「発達障害の子どもの特徴」や「必要なスキル」などを紹介したうえで、学校や家庭などで実践できる「トレーニングの考え方とコツ」をまとめました。
著者コメント
著者である当協会西永堅理事より書籍についてのコメントをいただきました!ぜひご覧ください!
本書のテーマは、「ソーシャルスキルトレーニング(SST)Jです。しかし、スキルとは、「学習性の能力」のことを意味しますので、ソーシャルスキルに限らず、ライフスキルやアカデミックスキルなど、人間の能力はほとんどがスキルだと考えられます。そして、それらのスキルの習得が同年齢の平均と比較して明らかに遅れている場合、発達障害があるとされています。それゆえに、障害の有無にかかわらず、個人の発達に応じた無理をさせない合理的なトレーニングを通じながら、それぞれのスキルの学習を支援していくことが私たちにとって重要になります。また、本書では、スキルトレーニングにおけるいくつかの例やそのコツを紹介しました。子どもの発達は、障害名や年齢で決まるわけではありません。また必要なスキルや、スキルの獲得の順番もそれぞれ子どもによって異なります。本書をヒントにしていただきながら、子どもの発達に合わせて、子どもたちをしっかりと褒めることができる具体的な「行動目標」を設定した個別の指導計画を作成することが重要になります。子どもたちが主体的に楽しくスキルを学習していけるように、本書がそのー助になれば幸いです。