監修 | 志賀 利一 |
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判型 | B5 |
ページ数 | 160頁 |
定価 | 2,200円 (税込) |
企画・発行 | 中央法規出版株式会社 |
内容紹介
自閉症・行動障害のある人を支援する際のコツや視点を、空間的な工夫「ポジショニング技法」と、対応の工夫「コミュニケーション技法」から解説。必携ツールの活用法や、一日のスケジュールに合わせた支援の工夫も収載し、支援者としての基本スキル習得をサポートする。[目次]第1章 支援の心構えと準備 第2章 環境設定のコツ 第3章 かかわり方のコツ 第4章 日課別の支援のコツ
監修者コメント
監修にあたられた、当協会志賀利一常務理事より書籍についてのコメントをいただきました!ぜひご覧ください!
私が初めて仕事に就いてから40年が経ちました。今の障害福祉、あるいは社会全般のあり様は、当時は全く想像ができませんでした。大きく変わったものです。しかし、変わらないものもたくさんあります。新入職員として職場に配属され、上司・先輩から最初に学ぶスタイルは今も昔も同じです。昔のことですが、最初に職場に行き、仕事の流れについての説明、注意すべきポイントなど説明を受けると同時に、相談者台帳とカードの作成・管理方法、記録ファイルの綴じ方と整理方法、記録用紙の記入方法、電話対応など、最初に学ばなくてはならない基本的な知識とスキルを先輩から繰り返し・繰り返し教わりました。しばらくたって、電話相談記録や初回面接前の最初の基本情報の聞き取り方法の指導を受けた記憶があります。ここまでは、自らの工夫や独自のノウハウが求められない、丁寧に先輩の仕事を引き継ぐことが重要な領域です。『知的障害・自閉症のある人への行動障害支援に役立つアイデア集』は、行動障害のある利用者への支援として、最初に学び・身につけておくべきアイデアがまとめられた本です。網羅的に65のアイデアが記載されており、今後更に学ぶべき必要のある知識・経験について、ページの右上に「基本」のマークが記されています。この基本のページは、新入職員以上の働きをするために、実践、研修会、書籍で繰り返し学び続ける必要のある内容です。わかりやすいイラスト・レイアウトになっており、最初に読む一冊としてお勧めの本です。