事業活動

第24回 アジア知的障害会議 報告

第24回 アジア知的障害会議 報告

社会福祉法人 麦の子会 ヨシア
児童発達支援管理責任者 木村 志穂

2019年12月2日から6日の5日間の日程で第24回アジア知的障害会議が、ネパールの首都カトマンズで開催されました。2年に一度の会議で、前回は、バングラディッシュのダッカで開催されています。今回のテーマは、「知的障害のある方々の平等・公平および包括的な支援を」であり、障害があってもなくても一人の人として当たり前に社会で暮らしていくという主張です。
会議の目的には、情報共有、技術の向上、当事者の方と共に参加することが狙いとして挙げられています。会議は、教育、福祉の専門家、家族の講演に加え、知的障害のある本人の発表が設定されています。日本からの参加者25名のうち、当事者の方は10名でした。その中で当事者9名の方が、今までの受けてきた支援の内容や、人との出会い、今現在どのように地域で暮らしているのかなど自信をもって堂々と各国の方々の前で発表されました。発表後には、他の国の方に「スピーチ良かったよ!」などの感想も頂きました。発表した方からは「また発表したい!」「次の会議にも参加したい!」という前向きな言葉を聞くことができました。
また、スタディツアーが開催され養護学校への見学もありました。挨拶などのコミュニケーションの他、ダンスを通して交流する機会がありました。環境や支援が十分とは言えなくても、安心できる人とのつながり、関りがあることで、人はその人らしく安心感を持って過ごせることを学ばせてもらいました。
会議の期間、講義やパーティー、見学会などを通して多くの人々と触れ合う時間がありました。参加した当時者の方々は名刺を持って積極的に挨拶をし、交流を深められている姿に、すべては挨拶から始まること、言葉や文化が異なっても、笑顔でお互いを受け入れることで分かり合えることを感じさせてもらいました。
期間中、ネパール市内を観光する時間もあり、エベレストを代表する広大な山脈を見学したり、街中を歩くことで、人や車の多さを体感することもできました。またネパール料理を食べたりと五感でネパールを感じることができました。
この会議を通じて、ネパールの文化に触れ、多くの人と交流する機会をもらい、アジアの福祉を学ぶことと同時に、支援者として今の日本の支援を振り返ることや、日本でのこれからの必要な支援、自分たちの役割について考えることのできる時間となりました。
次回はフィリピンで、2021年に開催される予定です。多くの方々のご参加をお待ちしております。