2019年度 支援者を伸ばす実践セミナー
子どもの発達支援と家族支援の重要性
~子どもと家族を取り巻く背景を理解しながら~
近年、保育・療育の現場では、“発達の気になる子ども”が増えてきています。発達上の特性なのか、それとも親子の関わり方による不安定さからの姿なのか、その見極めは難しく、対応に苦慮します。子ども本人に課題があるケースもありますが、その子どもと周囲の人との関係に要因があることも少なくありません。 子どもへの支援を構築していく際に、子どもだけでなく、その周囲・環境もについても聞き取りながら支援構築することが重要です。例えば、“落ち着きのない”“感情コントロールができない”お子さんの場合、発達障害や特性に起因している場合もありますが、周囲が特性に合った対応がとれず相乗的に状況が悪化してしまっているケースもあります。 保護者に被虐待経験があったり、両親が不仲であったり、母親がDV被害を受けていたりと保護者自身が課題を抱えているケースも少なくなくありません。また、家族の子どもの発達や障害についての理解、受容も重要です。子どもだけ支援してもなかなか改善していかないのが現実です。子どもについて親とどう共通理解し、一緒に発達支援をしていくかが大事です。日本発達障害連盟では、発達障害医学セミナー、自閉症セミナーを毎年開催しています。今年度から、新たなセミナーとして、「子どもの支援」にスポットをあて、実際の事例や実演で学んでいただける「支援者を伸ばす実践セミナー」開催いたします。子どもたちをどのように理解し、保護者ともどう向き合い、どのようにアプローチできるか学べるセミナーです。 セミナーには、多くの現場経験、指導をされてきた大正大学心理社会学部 臨床心理学科教授の玉井邦夫先生より家族支援の理論とケースワークを。2日目のデモンストレーションと演習は実際にどう向き合っていくのか、支援者として大事な事を学び実演します。また、本人支援の理論・実演では、うめだあけぼの学園の酒井康年副園長をお迎えします。酒井先生は作業療法士として長年療育に関わられ、感覚統合療法を熟知されています。感覚統合の観点から成長や発達に結びつけるための具体的な取り組みやヒントをいただけます。
是非ご参加をお待ちしております。
★ 8月10日(土)の講演終了後、17時より講師の先生を交えて会費制の懇親会を開催いたいます。参加証発送の際に一緒にご案内させていただきますので、こちらもご参加お待ちしております。
日時 | 2019年8月10日(土)~8月11日(日) |
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会場 | 北とぴあ(1日目 : 第二研修室、2日目 : ペガサスホール) 東京都北区王子1丁目11−1 東京メトロ南北線 王子 5番出口 直結 京浜東北線 王子 北口 徒歩 2分 都電荒川線 王子駅前 徒歩 5分 |
定員 | 100名 ※ ご入金日により先着順になります。 |
参加対象者 | 発達障害医療、福祉、教育、行政関係、保護者 他 |
参加費 | 2日間参加 : 15,000円(賛助会員 13,500円) 8月10日(土)のみ参加 : 9,000円(賛助会員 8,100円) ※ 連盟加盟団体の会員と、連盟賛助会員とは異なります。 なお、連盟賛助会員の適用は2019年度加入していることが要件となります。 |
主催 | 公益社団法人 日本発達障害連盟 |